ハンコン(ステアリングコントローラ)を使用する上で、悩みの種となるのが設置方法。
ハンコンは、ゲーム機に接続すれば、すぐに遊べるわけではありません。
しっかりとした位置に配置固定し、運転をするための環境を作る必要があります。
本記事では、ハンコンを使用する上での設置方法や環境作りについて解説。
1.ハンコンを設置する場所について
ハンコンは、↓のようなイメージで配置していく。
【ハンコン設置のイメージ】
ハンコンで快適にプレイするには、まずモニターディスプレイから概ね50㎝~100m離れた位置※にハンドル本体を設置。
その後、ハンドル本体に合わせペダル・シートを配置し、理想的なポジションを作っていく。
※ただしある程度小さいモニターであれば、10~20㎝程度でも問題ない。
2.ハンコンの操作ポジションと、各種パーツの配置場所
ハンコンは、下の画像のようなイメージで使用する。
【ハンコン操作時のイメージ】
ハンコンであっても、
実際のクルマを運転するのと同じポジションをとる必要がある。
それを実現するため、ハンコン、ペダル、シートは次のように配置していく。
【快適なポジションを作るための配置方法】
ハンコン本体(ハンドル部分)を置く場所 | ハンコン本体は、シートに座った状態で自分の胸元くらいの高さ(60~80㎝)、の台座に設置。「パソコンデスク」などが台座として使える。
なお台座は、シートから手を曲げた状態で届く位置に配置。(40㎝くらい離す) |
ブレーキペダル、アクセルペダルを置く場所 | ペダルは、シートから脚をやや曲げた状態で届く位置に配置。(60㎝くらい離す) |
シート(座る場所) | 自分の膝くらいの高さ(40㎝~60㎝)の椅子やソファに座って操作する。 |
このように、
・高さ
・それぞれの距離
を考えながらハンコン本体、ペダル、シートを配置していく。
それぞれのバランスが取れていないと、手や足が上手く動かせず快適なハンコンプレイができなくなる。
3.「自作」でハンコン環境を作る際の設置方法
ハンコン環境は、専用の「プレイシート」や「ハンコンスタンド」を購入するのが手っ取り早い。
とはいえ、自前の「デスク」や「椅子」などを使い自作することも可能。
それぞれの設置方法を解説していく。
①台座となる「デスク」の選び方や設置方法
ハンコン本体(ハンドル部分)を設置する台座・デスクについて。
自作の場合、次のようなものが代用できる。
①市販のPCデスク
②市販の高めのテーブル
③学習机
など
選び方のポイントとしては次の通り。
【ハンコン用の台座として必要な要素】
ハンドルに力を掛けても、前後左右にズレない強度。(足に滑り止めなどがあるタイプがおすすめ) |
高さは、座った状態で自分の胸元程度(60㎝~80㎝)の高さが必要。(高さ調整できるものなら尚よし) |
足元にアクセルペダル、ブレーキペダルを配置できる空きスペースのあるもの。 脚をすべり込ませるスペースのあるもの。 |
イメージとしては、滑りにくく足元のスペースもある「学習机」がある意味理想的。ただし学習机は現実的でないので、強度のあるPCデスクなどがおすすめ。
↓こういった強度のあるデスクを利用する。
②「ペダル」の設置方法
続いて、アクセルペダル、ブレーキペダルの配置について。
ペダルはそのまま床に置くだけでは、押し込んだ際の力で上下左右にずれてしまう。
解決法としては、次の通り。
【ペダルをずらさないためのコツ】
①ペダルの下に市販の「滑り止めマット」を敷く。
②ペダルの裏面に「滑り止めシート」を張る。
③ガムテープなどで、ペダルを床に張り付ける。
など
自作の場合は、これらの点を考慮した上で、ペダルを配置していくのがおすすめ。
↓こういった市販の滑り止めマットなどを、下に敷く。
③「シート」の選び方や設置方法
ハンコン操作時に座る”シート”について。
自作の場合、次のようなものが代用できる。
①市販のソファー
②市販の椅子やオフィスチェアー
③最悪、中に物を詰めた段ボール箱
など
選び方のポイントとしては次の通り。
【ハンコン用のシートとして必要な要素】
後方に体重が掛かっても滑らない強度や重さが必要。 |
座席位置の高さは、自分の膝くらいの高さが必要。(40㎝~60㎝程度) |
車輪の付いている移動式の椅子などはもちろんNG。 |
イメージとしては、強度としても高さとしても「ソファー」がある意味理想的。
またどうしても滑ったりズレたりしてしまう場合は、後ろの壁際に椅子やソファを置く事で、力を壁に逃せることも。
↓こういった格安ソファーでも、十分代用できる。
4.手っ取り早いのは「プレイシート」や「ハンコンスタンド」
このようにハンコンは、スタートがなかなかに面倒な製品。
これらのポジションや設置環境の課題を、一瞬でクリアさせてくれるのが「プレイシート」or「ハンコンスタンド」呼ばれる製品。
手っ取り早くハンコン環境を作りたい方、ポジションを詰め徹底的にタイムを狙いたい方の場合、自作よりもこの手の製品を買うのがおすすめ。
プレイシート
ハンドル台座+ペダル台座+シートが一体型になったハンコン専用グッズ。
これ一つで、すぐにベストな環境でハンコンが遊べる。ハンコン操作を意図して作られた製品のため、強度も申し分なし。
台座やペダル位置の微調整も行え、自分に合った最適のポジションが作れる。
ただし部屋のスペースを圧迫するのと、価格が高めなのが欠点。
↓すぐにプレイ環境を整えられるが、高めの価格が壁となる「プレイシート」。
ハンコンスタンド
ハンドル台座+ペダル台座のみの製品。こちらも、強度は申し分なく、微調整も可能。
ただし、プレイシートのようにシートは付属されてない。別途ソファーや椅子などを用意する必要あり。
↓価格はリーズナブルだが、別途シートを用意する必要のある「ハンコンスタンド」。
まとめ
以上、ハンコンの設置方法についてとなります。
ハンコンという製品の力を十分に活かすためにも、設置方法やポジション作りは重要です。
すぐに遊びたいところですが、この辺の部分もハンコンを購入する上ではよく考慮していきたいところ。