初心者向け

覚えておきたい、ハンコン(ステアリングコントローラ)関連の”用語”や”機能”

ハンコン(ハンドルコントローラー、ステアリングコントローラ)には、
普段聞きなれない用語機能が多々あります。

この辺を知っておかないと、自分にあったハンコンを選べないことも。

本記事では、ハンコン界隈で使用される「専門用語」や「機能」について一つずつ解説していきます。

 

1.覚えておきたい、ハンコン関連の用語や機能

 

ハンコン関連で使用する、「用語」や「機能」を一つずつ解説。

 

①ハンコン

「ハンコン」は、ハンドルコントローラーの略。
なお、正式には「ステアリングコントローラー」が正しい呼び名。
ハンコンはその愛称。一般的には愛称であるハンコンの方が普及している。

 

②ゲームパッド(パッドコントローラ)

「ゲームパッド」は、十字キーや〇☓△□ボタンのある一般的なゲームコントローラのこと。
皆さんが普段つかっているコントローラのこと。

これを”パッド”と呼び、ハンコンと対比されることが多い。

 

③フォースフィードバック(FFB)

「フォースフィードバック」とは、反力機能のこと。頭文字をとって「FFB」と略されることも。
内臓されたモーターの力で反力を付けられ、現実のクルマのようなハンドルの反動、重さを再現するもの。
最新ハンコンの殆どにはフォースフィードバック機能が採用されているが、廉価版の安いハンコンでは一部採用されていない製品もある。

 

④ハンドル径

「ハンドル径」とは、ハンドル部分のサイズのこと。
ハンドル径が大きいと、実車に近い運転感覚が味わえる。
ハンドル径が小さいと、リアル感は薄れるが手や腕の小さい方でも扱いやすい。

近年のハンコンは、ハンドル径が大きくなってきており実車に近いサイズのものが多い。

 

⑤回転角度

「回転角度」とは、ハンドルがどれだけ回せるかの角度の数値。
回転角度900度以上のハンコンであれば、実車のように最大2回転半のハンドルを切ることができる。
廉価版のハンコンでは回転角度が200度程度の製品もあり、この場合は角度がデフォルメされておりリアルさが薄れる。(ゲームセンターのハンドル筐体のイメージ)

⑥クラッチペダル

「クラッチペダル」とは、実車同様、クラッチ操作を行うためのペダル。
アクセルペダル、ブレーキペダルの横に設置されているペダル。
クラッチペダルのあるハンコンであれば、実車同様に半クラッチからのMT操作が可能になる。(ただしゲームソフト側がクラッチ操作を採用していない場合は利用できない。)


⑦パドルシフト/Hパターンシフト

「シフト」は、MTのシフトチェンジ(ギアチェンジ)をするための装置のこと。

(パドルシフト)
「パドルシフト」は、ハンドルの脇左右にシフトチェンジボタンがあり、両手でカチャカチャとやりながらシフトチェンジをするタイプ。F1などで使用されている形式。
多くのハンコン製品は、このパドルシフトが標準装備。

 

(Hパターンシフト)
「Hパターンシフト」は、手元でガチャガチャとH字のレバーを動かすシフト。ひと昔のマニュアル車のイメージ。
上級モデルのハンコンに用意されており、「シフター」として別売り販売しているケースもある。

↓このように現在はシフターとして別売り販売されることが多い。(こちらはG29用のシフター)

 

⑧プレイシート(ハンコンスタンド)

「プレイシート」とは、ハンコンを快適に使用するためのオプション製品のこと。
ハンコン設置台+椅子シートの2セットを「プレイシート」と呼ぶ。
ハンコン設置台のみ(シートなし)を「ハンコンスタンド」と呼ぶ。

ハンコンは強い力を掛けるため、ハンドルやペダルがズレやすい。こういった問題を解決するために発売されたサポートアイテムとなる。

 

ハンコン設置やプレイシートに関しての詳細は、こちらのページで別途まとめました。↓
ハンコンの設置方法のコツ、自作でも可能だがプレイシートが便利

 

 

まとめ

以上、簡単ではありますが、一連のハンコン用語や機能についての解説となりました。

 

これらの知識は、ハンコンで遊ぶ上で必要になってくる知識ですので、ぜひ覚えておいてください。

 

関連記事:
ハンコンはいくらで買える?値段目安は?各製品の新品価格水準

 

初めての方向け:「ハンコン」とはどんなモノなのか?ハンコンの基本

レースゲームで使用するハンコン(ハンドルコントローラー)。

近年のハンコンは、現実のクルマのような”反力”すら再現し、さらにはクラッチ操作なども可能。もはやゲームコントローラの域を越えた品物となってきています。

本記事では、これからハンコンデビューする方に向け、
「ハンコン」と呼ばれる製品の特徴や魅力について、基本的な内容を初心者向けに解説していきます。

 

ハンコンがどんなものなのか知りたい方はぜひご参考ください。

 

 

1.レースゲームで使用するハンコンとは、一体なに?

 

「ハンコン」とは、自動車のハンドルを模したゲームコントローラ。”ハンドルコントローラー”の略称をとりハンコンと呼ぶ。なお正式名称は「ステアリングコントローラー」だが、一般的には愛称であるハンコンが定着している。

ステアリング操作を行う「ハンドル」、
アクセルブレーキ操作を行う「ペダル」、
の2セットが基本となる。

現在の多くのハンコンでは、ハンドル部に「モーター」が組み込まれており、疑似的なハンドルの重さ・反力を体感できる設計となっている。

ハンコンは、『プレイステーション』や『Xbox』等のゲーム機、もしくはPCに接続して遊ぶ。ハンコンには電源アダプターがあり、ゲーム機とは別途コンセントが必要となる。

なお、ハンコンは「レースゲーム」をプレイするためのアイテムとなる。レースゲーム以外のゲームでもコントローラして使用できることもあるが、レースゲーム以外ではその特性を十分に発揮できない。

 

ハンコンを使用することで、指先ではなく身体全体を使った操作が行え、”体感”としてレースゲームを楽しむことができる。

 

2.ハンコンはどの程度”リアル”か

http://news.livedoor.com/article/detail/13833698/

 

ハンコンを使うことで、パッド(パッドコントローラ)よりもリアルなドライビングを体感できる。

具体的には、
・ハンドルの「切れ角」を、パッドよりも細か操作できる
・アクセル・ブレーキの「踏み具合」を、パッドより細かく操作できる
・路面の段差やμを、正確に読み取れる
・車種毎のグリップ力や旋回時の癖を、正確に読み取れる
など

ハンコンは、ハンドル部分やペダル部分に高精度な「センサー」を備えており、パッドコントローラよりも、細かく正確な操作が可能になる。
走行ラインのトレースもしやすく、また操作している楽しみも大きい。

最新のハンコンモデルであれば、ステアリング/アクセル/ブレーキの反力や重さも見事に再現しており、ほぼ実車を操作するのと変わらないレベルと捉えてもらって問題ない。

 

海外では警察のドライビング実習にハンコンが使用される例もあり、ハンコンのもつ性能やリアルさは、年々注目が高まっている。

:警察が グランツーリスモSPORT でドラテク訓練…実走行でラップタイム短縮
https://response.jp/article/2017/10/17/301167.html

 

3.日常的のドライビングも実演できる

猛スピードでレースをするゲームの世界。
そうではなく、時速60km/hの日常的な速度域でのんびりとドライブを楽しみたい方もいるだろう。

たとえば従来のパッドコントローラで60km/hの速度を維持するには、指先にかすかな力を掛けボタンを押し続けなければならず難しい。ストレスも溜まる。

一方ハンコンであれば、アクセルペダルを半開にし狙った速度を維持することがいとも簡単にできる。レースゲームを、のんびりと日常的なドライビングを楽しむゲームに様変わりさせることもできる。

もちろんこれはハンドル操作にもいえること。
ハンドルをかすかに切った状態を維持し、なだらかなカーブを描いていく操作も簡単にできる。

さらに、上位のハンコンであればハンドルの切れ角が900度以上(2回転半)ある機種もある。この手のハンコンであれば実車と同じように「縦列駐車」などの模擬練習もできてしまう。

 

4.「ゲームソフト」側も進化、リアルな世界へ

ハンコン側がいくら高性能になったとしても、遊ぶレースゲーム側のゲームエンジンが作り込まれていないと、その性能は十分に発揮されない。

が、最近はレースゲームソフト側もどんどんと進化している。

例としてPS4の最新レースゲーム『グランツーリスモSPORT』。
最新技術を詰め込み作り上げられたグランツーリスモSPORTは、現時点で家庭用レースゲームの最高峰。徹底された物理演算におり、クルマの動きをリアルに再現している。

 

ハンコンを使用することでその真髄が実感できる。
荷重移動時のグリップの変化、路面形状や路面μによるグリップの変化、実車に近いアクセル・ブレーキワークなどなど、ゲームの域を越えたリアルドライビングを楽しむことができる。

 

ゲームシステム設定やハンコン設定でも微調整が可能で、調整次第でさらなるリアルを追及することも。

 

ハンコンの性能を開放できる、高性能なエンジンを備えた『グランツーリスモSPORT』↓

 

 

5.ハンコンとは、その魅力とは何なのか?

ハンコンを使うことで、パッドコントローラよりも細かく正確な操作が体感できる。

がそれ以上に、ハンコンは操作が楽しいといこと。ハンコンの魅力は、結局のところこれに尽きる。手でハンドルを回し、足でアクセルブレーキを踏み分け、クラッチでシフトを繋げる。この一連の作業、クルマを操っている感覚が、ハンコンの最大の魅力点となる。

 

どんなにレースゲームが進化したとしても、十時キーやボタンでの操作ではゲームの域を抜け出せない。ハンコンは”体感”と言う意味で、一つ次元を上げてくれる。

 

まとめ

以上、ハンコンの基本部分となります。

ハンコンを使うことで、同じレースゲームでもその印象や面白さががらりと変わります。それほどハンコンの持つ力は絶大。

ハンコンを使ったからといってタイムが劇的に速くなる訳ではありませんが、ドライミングの楽しさ、操る楽しさの面ではうんでんの差があります。

それがハンコンです。

 

ハンコンの用語や機能について↓
覚えておきたい、ハンコン(ステアリングコントローラ)関連の”用語”や”機能”

 

ハンコンを買う上での注意点など↓
ハンコン(ステアリングコントローラ)を買う・使う上での注意点